エリクシールにリンクルショット、私がなぜシワ改善コスメに夢中なのか?
それは、シワができやすい遺伝子をもっているからです。
悩み多き40、50代。肌老化は気になるのに、自分の肌タイプや老化原因を理解できておらず、スキンケアもサプリも、何を優先すればいいのかわからない人は多いはず。
いまは家にいながら「シワ、シミ、たるみができやすいかどうか」遺伝子レベルでわかる時代です。
自分の美容体質を正しく知ることは、アンチエイジングの近道。余計な遠回りをしなくていいんですよ。
検査会社によっては食生活や生活習慣のアドバイスも付いているので、具体的な対策がとれます。
目次
20歳なのにシワ!?大好きな先輩にシワを指摘される
大学生のとき、大好きな先輩がいました。背が高くて、足が長くて、革ジャンがメッチャ似合ってて、一目惚れ。いまでも「ばったり会わないかなぁ?」なんて思ってしまいます(笑)
その憧れの先輩とデートしているとき「viviちゃんの好きなところは、笑ったときにクシャッと笑いジワが出るところなんだよ~」と言われたんですよ。
笑いジワがカラスの足跡に変化
それまで自分の笑顔を気にしたことがなかった私。
でも、ニパッと笑って鏡を確認すると、たしかに目のまわりに放射状のシワができていて、眠れなくなるくらいショックを受けました。
それからは年々、夕方になると笑いジワがクッキリ残るようになり、少しずつ本ジワに進行。恐怖のあまり、笑顔が仕事である客室乗務員時代に初めてボトックスを打ったのが27歳のときでした。
プロフィールにはCA時代に美容マニアになったと書きましたが、よくよく考えてみると、美容に目覚めたのは先輩の言葉がきっかけだったのかもしれません。

いま思えば、早めにシワ対策が開始できたので、結果オーライです。先輩、ありがとう~。
何がわかる?美容・エイジング遺伝子検査とはこんな検査です
遺伝子とは生まれもった体の設計図のようなもの。2003年にヒトゲノムの解読が完了し、人間の遺伝子は2万個を超えることがわかりました。
その結果、遺伝子検査で体質を分析することが可能になり、病気や肥満、美容関連の遺伝子がわかるようになったんです。
美容遺伝子検査でわかること
さまざまな会社から美容・エイジング遺伝子検査キットが発売されていますが、ほとんどの場合、遺伝子タイプを大きく3つに分類しています。
- たるみができやすいコラーゲン分解リスク型
- シワができやすい活性酸素リスク型
- シミとくすみができやすい過酸化脂質リスク型
この3つをさらに分析すると、細かく8種類にまで分けられるそう。シワ+たるみ、シミ+シワなどの複合型ってヤツですね。
美容とエイジングに関する3つの遺伝子
美容・エイジング遺伝子検査にはいまから紹介する下記3つを採用するところが多いようです。ASIP遺伝子(シミ)、Filaggrin遺伝子とSPINK5遺伝子(敏感肌)を調べる会社もあります。
どうやらNMP1遺伝子はもっていると残念で、SOD2遺伝子とGPX1遺伝子はもっているとラッキーなもの。それぞれの違いを読み解くと興味深いですね。
NMP1遺伝子
NMP1遺伝子(マトリックスメタロプロテアーゼ)をもっていると、コラーゲンが分解されやすく、紫外線の影響も受けやすいため、たるみが生じやすいと言われています。
おそろしいことに、NMP1は1型~3型コラーゲンを分解する機能をもっているとか。3型コラーゲンは赤ちゃんに多いとされるベビーコラーゲンのこと。減ったら悲しいですよね。
SOD2遺伝子
SOD2遺伝子(スーパーオキシドジムスターゼ)は、細胞内の活性酸素を分解する機能をもっています。そのため、SOD2遺伝子を持っていない人は活性酸素の除去が苦手で、加齢が進みやすく、シワができやすいと言われています。
紫外線やタバコ、排気ガスなどの環境要因、睡眠不足やストレスなども活性酸素が増加させるため、抗酸化成分を意識して摂るなど対策が必要です。
GPX1遺伝子
GPX1(グルタチオンペルオキシターゼ)体内で作られる過酸化脂質を除去する機能をもっています。
過酸化脂質は酸化された脂質の総称で、体にとって有毒なもの。GPX1遺伝子をもっていない人は過酸化脂質の除去が苦手で、細胞に悪い影響を与えやすいため、シミやくすみが出やすいと言われています。

化粧品も遺伝子検査を活用して選ぶ時代になってきたんですね。
美容・エイジング遺伝子検査 私の結果と対策
参考までに、私の検査結果を公開します。突出して活性酸素リスクが高いことがわかりますね。
美容クリニックで受けた酸化テストでも活性酸素量はマックスだった(抗酸化力もマックスだったのでセーフ)ので、遺伝子検査と合致するんですよ。
シワ、たるみの二重苦でした
私はNMP1とGPX1遺伝子をもっていて、SOD2遺伝子はもっていないので「コラーゲンを分解してしまう+活性酸素を除去できない+過酸化脂質は除去できる」体質。
要はシワ、たるみができやすいけれども、シミはできにくい遺伝子タイプのようです。なんというか、可哀想な結果ですよね(笑)
たるみが気になりだしたのは最近。親知らずを4本抜いたら顔がホッソリして喜んでいたのですが、皮膚が余ったのか、マリオネットラインが目立つようになりました。
今年1年で化粧品や美容医療でたるみ対策をして思ったのは、シワよりたるみ改善のほうが難しいということです。皮下組織レベルですからね。
私が遺伝子検査の結果を受けてやっている対策
シワやたるみができやすい遺伝子をもつ私は、秋冬は加湿器や室内干しで部屋の加湿を徹底していますし、コラーゲンを作るケアもしています。
具体的にはコラーゲン産生スイッチを入れるために「コラーゲン摂取」、コラーゲンを破壊する紫外線を遮断する「UVケア」、コラーゲンを産生する線維芽細胞を移植する「再生医療」もしています。

ストレスも活性酸素発生の原因になりますが、これはなかなか対策が難しいですね~。
美容遺伝子検査キットの内容と費用
遺伝子検査が流行し、美容・エイジング遺伝子検査もいろんな種類が出ています。amazonにもたくさんありますし、DHCからも発売されていますよ。
検査方法と料金、検査結果が届くまでの日数
検査は大きな綿棒のようなもので口内の唾液と粘膜を採取する方法、唾液そのものを送る方法がありますが、どちらも検査会社に送るだけ。検査結果が出るのに3~7週間前後、スマホで結果が確認できるところが増えています。
価格は平均すると5千円前後のものが多いよう。美容遺伝子単品もありますが、肥満遺伝子などの検査がセットになった複合タイプが多いです。
私が受けたのは株式会社イージースタイルの予防医療サービス
私が受けた検査は、主にエステサロンが導入しているエピエ予防医療サービス。遺伝子検査の結果をもとに化粧品や栄養素(サプリ)、エステの痩身コースを勧めるタイプのものでした(買ってませんけど 笑)。
肥満遺伝子と美容・エイジング遺伝子がセットになって価格は2万円ほど。DHCと比較するとかなり高額ですが、食事と運動、生活習慣のアドバイスも細かく冊子に書かれているので、何度読み返しても勉強になります。
ネット注文できる美容遺伝子検査キット
「美容 遺伝子検査」などで検索すると、数多くの美容遺伝子検査キットが出てきます。
DHCの遺伝子検査 美肌対策キット
DHCは美容遺伝子が5,400円で検査できます。DHCはNMP1遺伝子に加え、ASIP遺伝子(シミ)、Filaggrin遺伝子とSPINK5遺伝子(敏感肌)を調べるよう。
検査でわかったタイプ別にジェのケアという化粧品とサプリシリーズが用意されているところが便利だと思います。DHCは安いので続けやすさも〇。
⇒ DHC遺伝子検査通販を見てみる
amazonで取り扱いがある美容系遺伝子検査
FiNC 遺伝子検査キット 生活習慣パッケージは肥満、肌質、睡眠、酒酔い、健診関連といった美容健康関連に役立つ5つの遺伝子検査がセットになっています。
これで6,458円なら充実していますね。ただし、検査する美肌遺伝子は記載がないようです。
遺伝子検査のメリットとデメリットを知っておく
遺伝子検査は保険がききませんし、安いものではありません。せっかく結果が届いても、眺め読みではもったいないです。検査を受ける前に、メリットとデメリットをしっかり確認してくださいね。
メリット1.スキンケアや生活習慣、今後の課題が見つかる
遺伝子は祖先から受け継いだもの。遺伝子に左右されるのは5割程度だと言われているので、あとの半分は後天的なものだと考えられます。
生活習慣や食生活、スキンケアなど日ごろの心がけ次第で対策可能ということです。
メリット2.病院ではなく郵送で受けられる
いまのような寒い時期は、どうしても出不精になるもの。遺伝子検査は自宅にキットを取り寄せ、郵送で検査できるのが大きなメリットです。
クリニックの場合は、検査と結果のカウンセリングで最低2回は来院することになりますが、郵送なら自宅にいながら検査を受けることができます。
メリット3.採血ではなく唾液で検査できる
美容点滴は好きなのに、採血がキライな私。美容・エイジング遺伝子は唾液で検査できるのが嬉しいポイントです。
コットンのようなものがついた検査棒で口の中の粘膜をまんべんなく採取し、郵送するだけなので、痛みや不快感はまったくありません。
デメリット1.検査結果が届くのに時間がかかる
できることなら検査結果は早く知りたいもの。ですが、たいていの場合、遺伝子検査の結果が届くまでには3週間はかかります。忘れたころに届きますよ(笑)
デメリット2.遺伝子検査の信憑性と精度
遺伝子検査の大きなデメリットは「検査結果が自分のものであるか確認する術がない」ことです。
実は数年前、美容仲間である漫画家の先生が知り合いと2人で遺伝子検査(癌や生活習慣病の検査)を受けたところ、まったく同じ内容の結果が返ってきたということがありました。
血縁関係もないのに、数十項目ある検査結果がすべて同じなんておかしいですよね?クリニックに確認すると、なんと別人の検査結果だと判明!
「結果はどうだった?」と検査表を情報共有したから判明しましたが、1人で検査していたら絶対にわからなかった事例です。おそろしい・・・

結果をしっかり理解して、前向きにスキンケアと食生活に活かしましょう~。
まとめ
遺伝子情報は究極の個人情報。ガンや糖尿病など、病気関連の遺伝子検査は結果に一喜一憂したり、振り回されることがあります。
でも、美容・エイジング遺伝子検査なら楽しんで受けられるはず。結果を見れば「もっと紫外線に気をつけよう」「抗酸化成分を摂ろう」など、意識してアンチエイジングに取り組めます。
遺伝子だから逃れられないと諦めるのではなく「対策方法(近道)が見つかった!」と積極的にエイジングケアしていくほうが楽しいですよね。

特に冬は紫外線が弱いので、シミ取りレーザーをするのもいいですし、シワ改善成分であるレチノールが壊れにくい!美容を徹底するのに最適な季節です。