「深いシワを改善する新分野の医薬部外品」が熱い!激アツです。
日本初のしわ取りクリーム「ポーラ リンクルショット メディカル セラム」は1カ月で25万個の大ヒットを記録(参考:日経新聞)。
資生堂も「エリクシール リンクルクリーム」を発売し、なんとポーラを上回る、1カ月で68万個突破という異例の人気に(参考:産経ニュース)!
2019年6月現在、厚労省が認めたシワ改善化粧品は7種類ありますが、圧倒的に人気なのは資生堂エリクシールとポーラ リンクルショットの2つです。
「シワ改善クリームは、ポーラと資生堂、どっちを買えばいいの?」
「シワ改善クリームはどちらの効果がより高いの?使いやすいの?」
どちらも評判がいいために、選び方に悩んでしまうのではないでしょうか?
ブログを読んでいただければわかりますが、私はポーラと資生堂、どちらも発売日当日に買いに走る愛用者です。

両社のファンだからこそ公平な目で比較し、自分の肌で使い比べた結果を本音でお伝えします。
⇒ 資生堂リンクルクリームのレビューはこちら
⇒ ポーラ リンクルショットのレビューはこちら
目次
資生堂とPOLA シワ改善クリームを14項目で比較
資生堂とポーラ。シワ改善クリームを買うときに気になるのは「価格と効果」ですよね。
まずは、目で見てすぐ比較できるよう、2商品を一気に表でまとめてみました。
【表でわかる】資生堂VSポーラ シワ改善クリームのちがい
資生堂 | ポーラ | |
![]() |
![]() |
|
価格 | 5,800円(税込6,264円) ※ラージサイズも発売 |
13,500円(税込14,580円) ※1,500円値下げ |
内容量 | 15g | 20g |
1グラムあたり | 386円 | 675円 |
目もと1回量 | パール大 | お米2粒程度 |
使える期間 | 目もとのみで2か月前後 ※1カ月あたり3,100円前後 |
目もとのみで3~4か月 ※1カ月あたり4,000円前後 |
使用箇所 | 目もと、ほうれい線、眉間、おでこ、首などシワが気になる部分 | 目もと、おでこ、法令線、眉間などシワが気になる部分 |
香り | アクアフローラル | 無香料・ごくわずかに原料臭 |
買える場所 | デパート、薬局、公式サイト | デパート、エステサロン、公式サイト |
シワ改善成分 | 純粋レチノール 30年に及ぶ研究・肌荒れ改善効果でも医薬部外品認可取得 |
ニールワン 開発と認可に15年かけたオンリーワン成分 |
シワ改善期間 | 8週間 | 12週間 |
シワ減少効果 | 使用前 4.75⇒使用後 4.0 -0.75 |
使用前 3.50⇒使用後 3.25 -0.25 |
テクスチャー | 乳液のように伸びがよく、しっとりコクのあるテクスチャー | さらさらシリコン系でベタつきなし、ややかためのテクスチャー |
使用方法・順番 | 朝晩、クリームのあとに使用。朝はUVクリーム必須 | 朝晩、美容液と乳液(クリーム)の間に使用 |
総販売個数 | 170万個 | 250万個 |
シワ改善クリームは毎日朝晩使って効果が出るものなので、続けることが肝心です。
継続するために重要なのは「価格とコスパ」!じっくり比較していきましょう。
ポーラと資生堂 シワ改善クリームの価格を比較
化粧品を買うとき、まず最初に気になるのは価格。
資生堂エリクシール(6,264円)とポーラ リンクルショット(14,580円)は、価格差が2倍以上です。
「月に数千円の違いがあるのでは?」と思って計算してみたら、コスパは思ったほど大きな差がありませんでした。
意外だと思いませんか?
コスパに大きな差がない理由
税込価格 | 内容量 | 1カ月あたり | |
ポーラ リンクルショット メディカル セラム |
14,580円 | 20g | 約4,000円前後 ※目元なら3~4カ月分 |
6,264円 | 15g | 約3,100円前後 ※目元なら2か月分 |
目もとだけに使う場合、ポーラ リンクルショットは約3~4か月、資生堂エリクシール リンクルクリームは約2か月ほど使えます。
値段だけを見るとポーラが圧倒的に高額なのですが、内容量が5グラム多く、1回の使用量が少ないため、1本が長もちするんです。
そのため、1カ月あたりにかかる金額を計算すると「思っていたほど大きな差はない」という結果になりました。

ポーラは値段がネックで、長く続けられない人が多いみたい。
資生堂リンクルクリームは6,264円で、初めてシワ改善クリームを使う方にとってチャレンジしやすい値段。
資生堂はあえて新ブランドを立ち上げず、人気ブランド(エリクシール)から手ごろな価格で発売したことが爆発的ヒットにつながりました。
化粧品を買うときは「1カ月あたりいくら?」より、まずは本体価格を見てしまうということですね。

ただし、シワ改善化粧品を初めて買うなら、ポーラの半額以下で買える資生堂に一票!
シワ改善成分で見るポーラと資生堂の違い
深いしわを改善する「ポーラのニールワン」と「資生堂の純粋レチノール」。
改めて比較すると、この2つの成分はシワに働きかけるメカニズムがまったく違うんです。
シワ改善成分 | 成分の働きと特長 |
ポーラ ニールワン | 真皮を分解してシワの原因をつくる好中球エラスターゼという酵素を抑制 |
資生堂 純粋レチノール | 表皮角化細胞でヒアルロン酸の産生を促進、表皮内の水分量を高めて硬くなった肌を柔軟にし、シワを改善 |
ポーラ ニールワンのシワ改善効果と副作用
ポーラの快挙は、日本にはなかった「アンチリンクル化粧品」という分野を開拓したこと。
厚労省の認可を受けてシワを改善する化粧品を発売したことは、とても大きな出来事でした。
新規成分ニールワンは「真皮を分解してシワの原因をつくる好中球エラスターゼという酵素を抑制」する画期的なもの。
開発に7年、認可に8年、合計15年という開発者の血と汗と涙が詰まった成分で、ラットと人間の実験では、副作用は報告されていないようです。
ニールワンが配合されたリンクルショット メディカルセラムは水分がいっさい入っていないため、肌の水分と反応して浸透しやすいというオリジナル処方。
サラサラと肌にのびてベタつかない一方、保湿力が低く、乾燥する秋冬はものたりなく感じるのがデメリットです。
資生堂 純粋レチノールのシワ改善効果と副作用
レチノールは資生堂が30年かけて研究している成分(ビタミンAの一種)で、いくつか種類があります。
シワ改善の認可を取得した純粋レチノールは「繊維芽細胞に働きかけて、真皮のコラーゲンやヒアルロン酸を増やす作用」があると言われています。
レチノールは海外でもアンチリンクルとして人気が高い美容成分ですが、デメリットは「効果が高い分、濃度が高いと刺激を感じたり、赤みなどの副作用が出ることがある」点です。
資生堂は酸素の侵入を防ぐ容器でレチノールの長期間の安定性を担保して認可を取得。
レチノールの長所と短所、すべてを知り尽くした資生堂だからこそ使いこなせる成分だと言えます。

でも、日本初のシワ改善認可を受けたという功績を考えて…ポーラに一票!
シワグレードから見るポーラと資生堂のしわ減少効果
「ポーラ リンクルショット メディカルセラムと資生堂エリクシール リンクルクリーム、どっちがシワをより改善するの?」
公開された数値データだけを見ると、ポーラより資生堂のほうがシワ改善効果が高いように見えます。
ですが、こまかく情報を追っていくと、どちらも大きな差がないことがわかってきました。
抗シワ製品評価ガイドラインで見るシワ改善効果
日本香粧品学会が作成した抗シワ製品評価ガイドラインのしわグレード(0~7の8段階)を参考に、ポーラと資生堂が発表したデータを比較してみましょう。
数値が大きいほどシワが深く、小さいほどシワが浅いことを示しています。
シワグレード | 実施前 | 実施後 | 実施期間 |
資生堂 レチノール | 4.75 | 4.0 | 8週間 |
ポーラ ニールワン | 3.5 | 3.25 | 12週間 |
このデータだけを見ると、資生堂がポーラより4週間早く、より深いシワを改善するように見えませんか?
ですが、ポーラは公式サイトに「リンクルショットは、シワグレード3~5において有意性が得られた」と明記しています。
さらに、2019年5月30日に「ニールワンが男性の目尻のシワを8週間で改善」するというデータを発表しました。
公開された数値は1例であって「ポーラも資生堂も、シワ改善効果と期間に大きな差はない」と思ってよさそう。
次に、両社が公開している画像データを見ていきましょう。
ポーラ リンクルショット メディカルセラムのシワ改善データ
まずは、ポーラが15年かけて発売にこぎつけた新規成分「ニールワン」の効果から(出典:ポーラ ニュースリリース)。
ポーラは12週間のシワ改善データを公開しています。
シワ改善効果の数値は、使用前3.50⇒使用後3.25、画像からもシワが浅くなっているのがわかりますね。
厚労省審議会の議事録を読むと「5.25⇒4.75と評価された被験者も多くいた」との記載もありました(参考:薬事・食品衛生審議会 議事録)。
この画像は5月30日に新しく公開されたポーラのシワ改善効果です(出典:ポーラ ニュースリリース)。
「男性の目尻のシワが8週間で改善した」という結果が米国研究皮膚科学会で発表されました。
男性と女性という違いはありますが、12週間から8週間にシワ改善期間が短縮された点に注目です。
資生堂エリクシール リンクルクリームのシワ改善データ
こちらはレチノールを30年も研究している資生堂のシワ改善データ(出典:資生堂ニュースリリース)。
資生堂は9週間で使用前4.75⇒使用後4.0、4.75⇒4.5にまでシワを改善したと発表しました。
2018年9月、資生堂は純粋レチノールによる首のシワを改善する効果を公開し、さらに期間を9週間から8週間に短縮しました。
画像からも、首のシワが大きく減少していることがわかりますね。

資生堂とポーラ テクスチャーと使い方を比較
写真左は資生堂エリクシール リンクルクリーム、右はポーラ リンクルショットです。
同じシワ改善クリームでも、資生堂とポーラは使い方もテクスチャーも違います。
一言でいうと、資生堂はしっとりコクがあるタイプ、ポーラはサラサラ系で、おもしろいほど使用感が違うんです。
商品名 | テクスチャー |
資生堂 リンクルクリーム | クリーム状/ほどよくしっとり |
ポーラ リンクルショット | ジェルクリーム状/密着してサラリ |
エリクシール リンクルクリームはとろけるクリーム状
資生堂リンクルクリーム(左)はトロ~ンと体温でとろけるようなクリーム状のテクスチャー、コクがあってしっとりした付け心地です。
伸びがよく肌になじみやすいため、メイク前に使用してもヨレることはありません。
私は乾燥肌で、春夏はTゾーンがややベタつく混合肌になりますが、資生堂リンクルクリームは1年を通して使えるので気に入っています。
脂性肌の場合、夏の暑い時期におでこのシワに塗るのは厳しいかもしれません。
デメリットをあえて挙げるとしたら、テクスチャーがゆるいために、チューブから多めに出てしまうこと。
力を加減しながら、やさしくチューブを押してください。
ポーラ リンクルショットはさっぱりサラサラ系
リンクルショット(右・白いほう)はかためのジェルクリームのような感じといえばわかりやすいでしょうか?
ジメチコン(シリコン)を感じさせるサラサラ系テクスチャーで、少量でも肌に負担なくスルスル伸び、肌に密着します。
塗り心地がとにかく軽いので、サラリと仕上がるのが好きな方向き。夏場や皮脂でテカりがちな額にも使いやすいはずです。
軽さはデメリットでもあり、しっとり感を求める方には塗った感じがせず、ものたりなく感じる可能性も。
高い保湿力を求める場合には、組み合わせる美容液やクリームで調整する必要があります。
使用方法の違いと注意点
塗る順番もまったく違います。
資生堂リンクルクリームは、乳液とクリームを塗った後(スキンケアの一番最後)に塗ります。
上の図にある「日中用美容乳液」というのは、日焼け止め乳液のこと。
レチノールの効果を守るため、朝使った場合は必ずUVクリームを塗ることを忘れないようにしてください。
ポーラ リンクルショットは美容液と乳液の間に使用します。
水分との相性がいいので、たっぷり潤った肌の上に塗ることを勧められますが、やや固めなせいか、肌に水分が多く残っているとなじみにくいことも。
化粧水と美容液をしっかり肌に浸透させてからリンクルショットを塗りましょう。
資生堂エリクシールとポーラ リンクルショット、私の使い方
資生堂リンクルクリームとポーラ リンクルショットは、それぞれシワにアプローチするメカニズムがちがうため、2つを併用する方もいます。
やってみたいと思っても、贅沢すぎてなかなか真似はできないですよね。
私は乾燥肌なので、秋冬や夜はしっとり仕上がる資生堂エリクシール リンクルクリームを使うことが多いです。
ジトジトした梅雨や汗だくになる真夏は、使い心地が軽いポーラ リンクルショットが無性に使いたくなりますね。

シワ改善クリームが安心して買えるお店
販売場所 | |
ポーラ | デパートやエステサロン、ポーラ公式オンラインストア |
資生堂 | 資生堂ワタシプラス、スーパーやドラッグストア |
「ポーラのニールワン」は新規成分のため、厚労省の指示でデパートやエステサロンでの対面販売のみでした。
2019年6月1日から、ようやくポーラ公式オンラインストアで購入可能に!デパートに行かなくてもネットで買えるようになりました。
資生堂エリクシール リンクルクリームは資生堂ワタシプラスをはじめ、薬局やスーパーなどで購入できます。
公式サイトではポイント、プレゼント、サンプル、送料無料など、さまざまなサービスが提供されています。
模倣品が出回っているので、資生堂とポーラの化粧品はリアル店舗、もしくは公式オンラインストアを購入することをおすすめします。
【結論】ポーラVS資生堂 シワ改善クリームはどっちを選ぶ?
資生堂エリクシール リンクルクリームとポーラ リンクルショットをあらゆる角度で比較しましたが、私の結論はコレ。
悩んだ場合は、資生堂リンクルクリームを先に試してみて!
「もし、資生堂とポーラが同じ値段だったら?」
「もし、一生どちらか片方しか使えないと言われたら?」
あれこれ想像をふくらませた結果、私は資生堂リンクルクリームを選ぶだろうな…という結論に至りました。
使用感が好きというのもありますが、レチノールは世界的に人気のあるエイジングケア成分で、シワ改善だけではなく肌荒れ防止効果まで期待できるのも大きな理由です。
なにより、実際に使い切った本数を考えると一目瞭然なんですよね。
シワ改善クリームは朝晩2回、2か月以上使って効果が出るもの。
資生堂リンクルクリームなら、初期老化が気になる20代でもがんばれば継続することが可能な値段です。
リンクルクリームの口コミでも「まず値段の安い資生堂を試してみたら正解だった」という意見が多数見られます。
気になるシワ改善効果に関してはデータでは優劣がつけにくいので、あとは値段や使用感の好み、会社のイメージ、肌質で選んでくださいね。
