シワがない美しい時期は、ごくわずか。
平均寿命が80歳だと考えると、実に50年以上はシワやシミ、たるみといった年齢サインに悩み続けることになります。
口では「アンチエイジングはもうあきらめたわ」なんて言いながら、鏡にうつる自分の姿を見てため息をつく日々・・・それって、ゾッとしませんか?
シワはたしかに肌の老化現象ですが、原因は加齢とお手入れ不足だけではありません。生活習慣やストレスも大きく関わっているので、ちょっとした心がけで改善できるんですよ。

あきらめることはいつでもできます。
まいこ先生のシワ改善アドバイスに従って、人生の後半を快適にすごしませんか?
肌育美容家 今泉まいこ先生はこんな方
- 佐伯式認定ビューティシャン
- 日本エステティック協会 認定フェイシャル認定ボディエステティシャン
肌育美容家 今泉まいこ先生は40歳で美容家を志し、あの美の伝道師 佐伯チズさんのもとで修業した方です。
現在は東京 広尾で、自立した肌を育てるオールハンドのエステティックサロン「プルマージュ」を運営なさっています。
女性の肌を知り尽くした魔法の手
2年ほど前に佐伯チズ先生の手とお顔をさわらせていただいたことがあるのですが、お餅のようにやわらかい肌でした。
お弟子さんである今泉まいこ先生も、手のひらがふんわりしていて「女性の肌と心を癒すために生まれてきたの?」と聞きたくなるほど。たくさんの肌に触れるうちに、手肌がどんどん変化したのだそうです。
女性の肌と悩みに直接触れているからこその経験と知識は、記事を編集しながら本当に勉強になりました。
シワはあなた自身を映し出している
シワの原因は骨格やお手入れ不足だけでなく、生活習慣や心の在り方にまで及びます。すべてのシワを消そうとするのは無理があるし、不自然です。
「この眉間のシワはなぜできたの?」「まずは、どのシワをケアする?」「ほうれい線って消えるのかな?」
まいこ先生によるシワの原因と改善方法をご覧になり、いちばん気になるシワから見つめてみてください。
目元のシワを改善する方法
おそらく女性がいちばん最初に悩むのが「目もとのシワ」。
目元のシワは骨格が大きく関わっているので、皮膚が薄く、彫が深い顔立ちの人はシワができやすい傾向にあります。
シワができやすい目まわりはシワ改善クリームの効果が実感しやすいパーツでもあります。
年齢が出やすい目元のシワの原因、消えるシワと消せないシワ、いますぐ自宅でできるシワ改善方法をまとめました。
「首のシワ」をとる方法
仏像の首にある「3本のシワ」に秘められた理由をご存知でしょうか?
首の3本のシワには人間の煩悩や愚かさが表れていて、己を戒める大切な意味がこもったシワなんです。
できてしまったシワには必ず理由があります。仏像の首シワの意味を知り、シワの原因を探りながらお手入れしていると、不思議と心が落ち着きますよ。
「ほうれい線」を消す方法
目元と同じくらい、悩む女性が多いのがほうれい線。
ほうれい線が深く刻まれるとプラス5歳は老けて見えますし、見た目の印象を大きく変えてしまいます。
ほうれい線の原因は皮膚や筋肉の衰えだけではなく、就寝中の歯の食いしばりやストレス状態も関わっています。下を向いて落ち込んでいると、ほうれい線はもっと深くなりますよ。
マッサージから化粧品成分まで、すぐにできる「ほうれい線対策」をまとめました。
「眉間のシワ」を取る方法
なんだかしんどそうな印象を与えてしまうのが「眉間のシワ」。不幸ジワの代表ですね。
電車の中で人間ウォッチングをしていると、眉間にシワを寄せた女性がなんと多いことか。40代以降の女性なら、8割以上の人に刻まれています。
眉間にシワができる原因のひとつは、スマホ!スマホは美容の最大の敵です。
無意識にグッと力が入る眉間は化粧品やマッサージでは対策がむずかしいですが、日々の意識で改善することは可能です。
「おでこ(額)のシワ」を取る方法
自分では意外と気づかないのが、額にできたシワです。
美容雑誌ではおでこのシワを「パグじわ」と呼んで特集していますね。
ふつうに鏡を見るだけではわかりませんが、表情によってはクッキリ出現するので自己チェックが必要です。
額にシワができる原因は眼瞼下垂と視力の低下、そして、長時間のスマホです。
おすすめの化粧品や対策方法をわかりやすくまとめました。
シワを受け入れて生きていく
「シワを消したい」とがんばりすぎると、イタイ美魔女になります。
きれいだけど、どこか違和感・・・すべてのシワを完璧に消すと、サイボーグのような顔になってしまうんです。
二の腕やお尻、ウエストには年相応のゆるみがあって年齢が表れているのに、顔だけアイロンをかけたようにシワがないのは、どこか違和感があるでしょう?
がんばりすぎは「イタイおばさん」になりますし、自分自身を追い込んでいきます。
どうしても許せない部分だけはきちんとケアし、あとは隙(すき)と抜け感をつくるのも必要だなと気づきました。
「美意識を高くもち続けるのは大切。でも加齢は受け入れて、がんばりすぎない」
アンチエイジングは心のバランスが大切だなと、つくづく思います。